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2021.09.03

製造業のマッチング:異種製造業とのマッチングによる将来展望

熱処理業の会社が金属製品製造業という、まったく違う企業マッチングの模索により、 新たな事業を拡大することで、将来へのリスク対応と企業全体の拡大を展望したM&Aです。

[売り手企業]
 新潟市内で設立から60年となる「機械部品製造業」で、小規模ながら、特に半導体部品製造は、他社にない技術を有しており、堅実な経営を行ってきた。
ただし、問題は後継者不在という課題を抱えていた。

[買い手企業]
 県内の某地域に会社がある熱処理業。社長は父親から引き継いだ二代目で、堅実経営により安定的な事業展開を行ってきたが、取引先動向や世界情勢に業績が左右されやすいことから、もう一つの柱となる事業を模索していたが具体化する策を持ち合わせていなかった。

[マッチング成約のポイント]
売り手企業様は財務上健全経営で特に問題はなかったが、工場の建物が専有部分登記となっており、買い手企業様がどう判断されるかが課題であったが、地道な交渉を重ねる中で解決に至ったことが、大きなポイントとなった。

[シナジー効果]
 買い手企業様は、もう一つの柱となる金属製品製造を扱う会社を子会社としたことで、将来的なリスク分散と、会社全体の事業拡大を展望できることとなった。
 今後は、5年~10年をかけて、人員体制の整備と技術の継続を図るものと思われる。
 売り手企業様は、社員の継続雇用もでき、また取引先についても変わらぬ取引が可能となった。後継者不在という長年の課題が解消された。

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